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最強の、
コスパワイン

亀田屋コラム

2018年8月13日

最強のコスパワイン

 
前の記事で、毎日ワインを飲むためにはコストパフォーマンスも重要、と述べた。しかし、1,500円未満のワインでははずれも多い、とも述べた。では1,500円未満でどのワインを買えばいいのか?そのひとつの答えが「コノスル」だ。

ワイン好きからは「知っとるがな・・・」という声が聞こえてきそうなメジャーブランドだが、とにかくメリットもたくさんあり、自分が大好きなのであえてこのまま突っ走る。もしかしたら既にコノスルを知っているワインラバーにとっても新しい発見があるかもしれないので、ハラハラしながら読み進めてほしい。

 

コノスルの歴史

 

コノスルの設立は1993年。コノスルとは「南向きの円錐」という意味で、気候風土に恵まれたワイン産地を擁する、南向きの円錐形をした南米大陸を表している。”no family trees, no dusty bottles, just quality wine” (家系図を持つような伝統もない、埃を被ったヴィンテージボトルもない、あるのは品質の高いワインのみ)をモットーに、設立直後からコノスルはスクリューキャップや有機栽培などのイノベーティブ(革新的)で新しい発想やテクノロジーを次々と実践し、チリのワイン業界をリードしている。

1997「チリ初ヴィオニエ植樹」
2002「南米ワイナリー初ISO認証9001(品質)&14001(環境)取得」
2002「スクリューキャップの採用」
2004「チリ産ワイン輸出、金額ベース4位、数量ベース3位」
2009「サステナブル開発分野新設」
2010「ISO14064認証取得。環境配慮におけるリーダーに」
2012「BSCIの行動規の全ての要件に準拠した、南米初ワイナリー」
2013「イギリス専門誌『ドリンクスインターナショナル』、世界で最も称賛されるワインブランド18位」

など輝かしい実績を持つこのブランド。驚くべきはヨーロッパでは数百年の歴史をもつワイナリーがしのぎを削る中、ニューワールドと言われるワイン新興国において、たった20年足らずでこれだけのことを成し遂げていることである。技術はもちろん、よほどの情熱がなければできることではない。

 

コノスルのリーダー

 

わたしも経営者の端くれだ。これだけの短期間で目覚しい実績を挙げたリーダーがどんな人物なのか気になる。

アドルフォ・フルタード
チーフワインメーカー/ゼネラルマネージャー

1970年生まれ。チリのカトリカ大学で農学を学んだ後、1997年、27歳の時にコノスルにチーフワインメーカーとして加わり、それ以来GMを務める。アドルフォはチーフワインメーカー就任直後からトップクオリティのワインを造ることを目標にし、常にイノベーション(革新)の精神を持ち、ワイン造りのスタイルを進化させてきた。

アドルフォは、今日のコノスルを南米最大のワイナリーのひとつに成長させ、世界最大級のピノ・ノワール生産者というポジションへと導いた。また、環境への関心をイノベーティブな方針と融合させ、トップクオリティのワインを生産してきた。

続いて右腕。

マティアス・リオス
ワインメーキングマネージャー
マティアス・リオスはアドルフォの右腕的存在。マティアスは、チリのカトリカ大学で農業工学を学び、チリ国内の2つのワイナリーでの経験を経て、2003年にワインメーカーとしてコノスルに加入。

最良のテロワールを見つけること、それぞれの葡萄畑が適切な管理を受けられるようにすること、収穫の適切なタイミングを決めること、ワインメーキングチームのメンバー間の協力関係を築いてワイン造りを行うことなどがマティアスの重要任務。マティアスはまた、サステナブルとオーガニックのプログラムも担当している。

ほら。やっぱり情熱だ。マティアスだって、アドルフォの情熱に打たれて右腕になったに違いない。「環境」と「イノベーション」に「情熱」(+「右腕」)。現代の製造業経営の基本を押さえた見事な布陣だ。

 

コノスルのぶどう栽培

 

コノスルのぶどう畑は、サステナブル(持続可能)農法と有機農法によって栽培されている。
有機農法では化学物質を使用せず、サステナブル農法ではその利用をできるだけ避けて育成。どちらの農法も、動物や虫、エコシステムの自浄作用による手助けを受けることで実現している。

この2つの農法により、コノスルのぶどう畑には健康的でクリーンな環境がもたらされているのだ。ちなみに、ワインのボトルに「オーガニック」と記載するには、各種認証機関の定めた厳しい基準をクリアする必要があり、取得までには数年にわたる労力がかかる。

これはヨーロッパでも同様で、認証取得には多大な労力やコストがかかるため、実際は有機栽培をしていてもあえて認証を取得しない生産者もいる。言い方を変えれば、「オーガニック」認証を取得すると、その取得や維持にかかるコストが販売価格に跳ね返るので、少し高めになるのだ。

コノスルは既述のとおり全面的に有機栽培だが、認証を受けた畑のみ「オーガニック」ラインナップとし、受けていない畑についてはオーガニックを表示していない。その辺の潔さも、好感を持てる一因だ。

つづいては、チリのどの辺でぶどうを栽培しているか、という話。チリの地図を見るのは地理の授業以来、という方も多いだろう。たまに見ると新鮮だ。

地図を見て思い出した人も多いだろう。チリというのは南米にある、やたら縦長のあの国だ。
ぶどう栽培には適した気候と土壌が必要なので、縦長のちょうど真ん中辺が適しているということだろう。

ヴァレーは「谷」だ。ソムリエ試験を受ける人を除き、○○ヴァレーという名前までは覚える必要はない。(受験者はマストだぞ!)重要なのは、チリのユニークな地域特性と各ぶどう品種の特性を熟知し、最適な組み合わせで栽培しているということだ。

 

コノスルのぶどう栽培

 

コノスルのラインナップ

一般的には、コノスル=自転車のロゴだ。自転車のロゴが入っているラインはヴァラエタル(ビシクレタ)シリーズ(右から3番目)。1本あたり税込950円という価格と、単一品種(ブレンドされていない)でぶどうの特徴を把握しやすいことから、ソムリエ試験受験者の間で絶大な支持を受ける。

余談だが、かくいうわたしも、受験前の半年はひたすらコノスルのヴァラエタル(ビシクレタ)を飲みまくった。ただしチリものばかりを飲んでいるとヨーロッパものがわからなくなるので試験が近づいてきたら同じ品種で各国・各地の単一品種を飲んでみるといい。また、チリではとれないブドウが試験に出ることもあるからコノスルだけに頼るのは危険だ。(自分のときは甲州やカベルネフランが試験に出た)

試験対策の話はまた別に熱く語るとして、今日のところはコノスルの豊富なラインナップについて紹介しよう。コノスルは自転車だけでなく、実は好みや予算などどんなニーズにも応えられる多様なラインナップが用意されている。わかりやすく、価格の低い順に紹介していこう。

ヴァラエタル(ビシクレタ)

果実味豊かで、それぞれの品種の特徴が楽しめるスタンダードシリーズ。ラベルにはコノスルのシンボル「自転車(ビシクレタ)」が描かれている。自転車は、自然のサイクルを尊重した葡萄栽培と、毎日葡萄畑へとペダルをこいでいく農夫たちを象徴している。

(ラインナップ)
・カベルネソーヴィニヨン
・ピノノワール
・メルロー
・カルメネール
・シラー
・シャルドネ
・ソーヴィニヨンブラン
・ヴィオニエ
・リースリング
・ゲヴュルツトラミネール
・ピノノワールロゼ
以上11種。
税込950円/本

特筆すべきは、「ヴィオニエの単一品種」だ。フランスものでは2,500円以上する高級品が、1,000円以下で飲めるとは驚き。

オーガニック

コノスル・オーガニックワインの葡萄が栽培されている畑は、化学薬品を全く使用していないことを証明するBCSエコ認定を受けている。施肥や病害の予防も自然な方法で取り組んでおり、草花やガチョウ、益虫などの導入などで畑を上手く管理している。

(ラインナップ)
・カベルネソーヴィニヨン/カルメネール/シラー(ブレンド)
・ピノノワール
・シャルドネ
・ソーヴィニヨンブラン
以上4種。
税込1,296円/本

全体的にヴァラエタルよりもあっさりした味わい。コノスルでは珍しいブレンドものは、若いボルドーに似たテイストだ。

スパークリング

チリ南部、冷涼なビオビオ・ヴァレーの葡萄を100%使用。フレッシュな果実の豊かなアロマ、溌剌とした酸味、ミネラル感に溢れたスタイル。コノスルのイノベーション精神を映し出したような、いきいきと輝きのあるスパークリング。葡萄畑のあるビオビオ・ヴァレーは、世界最南端の葡萄栽培地。雨が少なく、豊かな赤い土壌と、冷涼な気候で知られる。
理想的な栽培地で、バランス良く、凝縮力があり、良質の酸とミネラルを持った葡萄が収穫される。

(ラインナップ)
・ブリュット
・ロゼ
以上2種。
税込1,458円/本
個人的にはロゼ推し。
一般的にロゼはブリュットに対して割高になるが、同価格なのも嬉しいポイント。

レゼルバ・エスペシャル

レゼルバ・エスペシャル・シリーズは、より良い条件の畑を選び、それぞれの品種や産地の個性をよりはっきりと表現したプレミアム・シリーズ。一部の品種を除き、フレンチオーク樽での熟成によって、複雑で深みのあるエレガントな味わいに仕上がっている。

(ラインナップ)
・カベルネソーヴィニヨン
・ピノノワール
・メルロー
・カルメネール
・シラー
・シャルドネ
・ソーヴィニヨンブラン
・リースリング
・ゲヴュルツトラミネール

以上9種。税込1,458円/本。ヴァラエタルとの比較で飲むと、その深さがわかる。
このクオリティで1,500円しないとは本当に驚きだ。デイリーワインとしても使えるし、特別な日にも十分使える。もし人間に「飽き」という概念がなければ、永遠にこの9本だけストックしておけば十分というまさに万能選手だ。ちなみに「ヴィオニエ」はヴァラエタルにしかないぞ。

シングルヴィンヤード

シングルヴィンヤードシリーズは、「適地適品種」栽培を推し進めてきたコノスルが到達した一つの答え。単一葡萄品種を、最適な標高、土壌、気候の単一区画で栽培することで、それぞれの品種の純粋な個性をエレガントに表現している。

チリ主要産地に2,000ha近く(長期契約畑を含む)を持つコノスルが、5年以上の歳月をかけて各地のテロワールの研究を重ね、それぞれの品種の個性を最も引き出す区画を選び抜いて誕生したシリーズ。ラベルにはそれぞれの区画番号、区画の名称、地域名が記載されている背番号つきワインだ。

(ラインナップ)
・カベルネソーヴィニヨン
・ピノノワール
・メルロー
・カルメネール
・シラー
・シャルドネ
・ソーヴィニヨンブラン
・リースリング

以上8種。税込2,106円/本。シングルヴィンヤードはコノスルの中でも比較的新しいラインナップだ。ヨーロッパでも同じだが、ワインという飲み物は使っていいブドウの範囲を絞れば絞るほど品質が安定し、かつ価格が高騰する。

単純に、色々なものを混ぜられないのだから価値が上がる構図だ。これはコーヒーだって同じで、ブレンドコーヒーなら安く作れるがブルーマウンテンなどの単一品種は価格が上がる。ワインの世界で、限られた範囲の中の、更に限られた範囲の中の、もっともっと限られた狭い範囲内のぶどうでしか作ってはいけないワインがあるのをご存知だろうか。いや、知らないとは言わせない。かの有名な「ロマネ・コンティ」だ。

ロマネ・コンティの畑は、フランスの、ブルゴーニュ地方の、コートドニュイ地区の、ヴォーヌロマネ村の、ロマネコンティ畑で採れたぶどうでしか作ってはいけないルールがある。
ルールというか、フランスの法律で定められているからより厳密だ。ロマネ・コンティの畑は、たった1.8ha。東京ドームの半分以下の小ささだ。収穫量も限られているのでワインの生産量も限られる。なので希少価値が出るのだ。

話がかなり逸れてしまったが、コノスルの背番号つきワイン「シングルヴィンヤード」は、その番号がついた区画のぶどうしか使わないので非常に希少性が高いということだ。
ロマネ・コンティの話を引用した割に、価格は700倍ぐらいの差があるけど!

20バレル リミテッド・エディション

20バレル・リミテッド・エディションはコノスルの最高級シリーズ。その名は当初、厳選した20樽のみが限定生産されたことに由来する。ピノノワール(1996年)に始まり、カベルネソーヴィニヨン(1997年)、メルロー(1998年)、シャルドネ(2002年)、ソーヴィニヨンブラン(2005年)、シラー(2008年)が当シリーズに加わった。

それぞれの品種のポテンシャルを最大限に引き出す土壌と気候に恵まれた「20バレル」シリーズ用の特別な畑で葡萄を丹念に育て上げ、収穫量を制限することで更なる深みと凝縮感を獲得している。

(ラインナップ)
・カベルネソーヴィニヨン
・ピノノワール
・メルロー
・シラー
・シャルドネ
・ソーヴィニヨンブラン

以上6種。税込3,024円/本。シングルヴィンヤードのくだりで語った、使っていいぶどうの範囲理論で言えば、20バレルは20バレル専用のぶどうしか使えないので更にプレミアムだ。20バレルのピノノワールをブラインドで飲むと、フランスの5,000円以上レベルの香りと味わいを感じる。まさに品質に対する価格の「リーズナブル」さが如実に表れているコノスルのフラッグシップラインである。

この他にもいくつかエポックメイキングな商品があるのだが、思わず長くなってしまったのでこの辺で締めたいと思う。最強のコスパワインといえば「コノスル」。当店はコノスルの輸入代理店と直取引しているので、品質は間違いないぞ。

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